あなたは、タイヤのどういった面を重視して選択しますか?タイヤの値段は、国産タイヤと輸入タイヤでは大きく変わります。
どうしてこんなにも違うのか、『あまりにも安いタイヤは大丈夫なのか??』と気になりませんか?
国産タイヤや海外ブランドのタイヤの半額以下で販売されているタイヤと国産タイヤではどういったメリットデメリットがあるのか比較して紹介します!
タイヤの性能は価格に比例する!
タイヤの性能といっても、タイヤの種類によって性能は違います。
燃費を良くするために転がり抵抗を少なくしたエコタイヤや低燃費タイヤ、グリップやハンドリングなどのスポーツ性能を重視するスポーツタイヤ、静粛性や乗り心地を重視したコンフォートタイヤなどさまざまな性能があり、その性能にタイヤの価格はおおよそ比例します。
国産タイヤのメリット
信頼性が高い
国産タイヤは世界的に見ても通用する大手タイヤメーカーが多く、総合的に信頼性は高いです。
各メーカー特化している部分がある
グリップ力が高く、ドライ性能やウェット性能の高いタイヤに力を入れているメーカーや、コーナリング性能、操舵性の高いタイヤに力を入れているメーカーなど、国産タイヤは総合力が高いです。
性能に力をいれてタイヤを製造しているメーカーが多く、各メーカー特化している部分があります。
今、各メーカーが力を入れているのは『エコタイヤ』
時代の流れがエコやハイブリッドに流れているため、各社ともにエコタイヤや低燃費タイヤに力を入れています。
新たな技術を取り入れたり、各社独自の開発やタイヤの材料の配合などにより、グリップ性能・ウェット性能を維持したまま転がり抵抗を少なくし、燃費向上をさせるタイヤを開発しています。
国産タイヤのデメリット
輸入タイヤに比べ、価格が高い
価格が高いといっても、タイヤは基本的に価格に比例して性能が上がります。
さまざまな技術を駆使して製造しているため、製造コストが上がってしまい価格が高くなってしまいます。
海外タイヤのメリット
大手メーカーだと国産タイヤと性能に大差は無い
ミシュランやグッドイヤーは世界3大タイヤメーカーのうちの2社です。
アメリカやヨーロッパなど欧州メーカーのタイヤは、国産タイヤと比較しても大差が無いほど、総合的に信頼の高いタイヤが多いです。
国内の道路状況より、多種多様な道路状況の海外で実用されるため、海外タイヤのほうが国内メーカーより総合的に良いタイヤを製造しているという説もあります。
しかし、欧州メーカーのタイヤは国産タイヤと大きな性能差が無い分、価格もそれほど大差がありません。
価格が安い
輸入タイヤといっても、アジアンタイヤは特に値段が安く、中には国産タイヤの半額以下で購入できるタイヤもあります。
国産タイヤと違い、タイヤ市場でのターゲットとしている客層も違うため、比較的価格が安く設定されていることが多いです。
サイズが豊富にある
国産タイヤに比べると、サイズが豊富です。さらに、タイヤサイズが大きくなるほど価格差があります。
18インチ以上のインチアップされたホイールに適合するサイズが豊富にあり、国産では非常に価格が高いサイズでも種類が多数あります。
輸入タイヤのデメリット
性能が落ちる
アジアンタイヤは国産タイヤに比べ、性能は落ちます。静粛性や快適性を犠牲にして、価格を抑えているため、実際にアジアンタイヤを装着して走行してみると、ごつごつと突き上げる感覚があったり、ロードノイズを拾ったりといったことがあったりします。
ナンカンやハンコック、ネクセンといったアジアンタイヤがありますが、ディーラーでも採用されているアジアンタイヤのメーカーでも有名です。
グリップ力やウェット性能に関しても、国産タイヤに比べるとやはり落ちてしまいますが、通常使用する分には困るほど差が出るといったことはないでしょう。
品質が落ちる
国産タイヤに比べると品質は落ち、タイヤがすぐ減ったり、ひび割れが早く起こる場合があります。
細かなところでコストダウンを図っており、内部ワイヤー量が少なくパンクリスクが上がってしまったり、再生ゴムを利用したタイヤで劣化が異常に早いものもありますので、注意が必要です。
日本と海外では道路状況や車の使用量も違うため、国産タイヤに比べると減りが早かったり、ひび割れが早く起こったりします。
中には熱帯気候向けのタイヤのゴムが硬いものもあり、日本ではタイヤの溝が減らないが、スリップしやすいタイヤもあります。
タイヤのゴムが硬すぎると、タイヤが地面をしっかりつかみきれず、グリップ力が落ちたり、ウェット性能が大幅に落ちたりしてしまうので気をつけましょう。
それぞれのタイヤにはメリット・デメリットがありますが、タイヤは車の部品のなかで唯一、地面と接地しているとても重要なパーツになります。
販売店としては、安全性や信頼性が高い国産タイヤや大手海外タイヤをおすすめしますが、一般道を通常走行するだけなのであれば、静粛性や快適性は多少落ちますが、輸入タイヤでも問題の無いタイヤは多数あります。
中にはメーカーからの新車時に輸入タイヤが使用されている場合もあり、アジアンタイヤなども性能が上がってきていることが伺えます。
玉石混淆の輸入タイヤから最適なものを選択するのも良い判断だと言えます。ポイントは、『聞いたことのあるメーカー』です。
アジアンタイヤであれば。【ナンカン/ハンコック/クムホ】は比較的性能の良いタイヤであり、コストパフォーマンス面でも優秀です。
それぞれのメリット・デメリットをあなたの使用用途に合わせて最適なタイヤ選びをしましょう!